実際の負けトレードを振り返ります
どうも、トラです!
今回は「負けトレードリアル解説」というテーマで、僕がリアル相場でエントリーして負けてしまったトレードを、実際のチャートとともに振り返ります。
皆さんはトレードする上で、縦軸となるレートやローソク足だけでなく
横軸となる「時間」は意識していますか?
主要3大マーケットである「東京」「ロンドン」「ニューヨーク」のオープン/クローズの時間帯は特に大きな値動きが起こりやすいですよね。
その他にも「1時間足」「4時間足」「日足」と、ローソク足が切り替わる時間軸が大きくなるほど、その後の値動きがより意識されやすい特徴があります。
今回は、そんな時間軸の切り替わり。
マーケットオープンの値動きに巻き込まれてしまった負けトレードを振り返ります。
僕自身の失敗を通じて、同じような失敗を防ぐ参考になれば嬉しいです。
僕と同じようなパターンの負けを防ぐためにも、ぜひ最後まで見ていってください。
動画版での解説は以下からご覧いただけます↓
負けトレードの概要
今回振り返るのは
9月1日、8:55のユーロ円のトレードです。
上位足・下位足のエントリー根拠など、今回のトレードの概要は以下の通りです

それでは、実際のチャートを見ながら振り返っていきましょう。
負けトレードの流れと振り返り
上位足の環境認識

上位足としてみている15分足が上昇トレンドの状態で、トレンドラインで綺麗に反発して直近高値まで上昇してきました。

5本連続で陽線をつけて勢いよく上昇しているので、反転のプライスアクションが出れば直近高値が抵抗となって、いったん上昇の勢いが止まって調整の下落が起こるのではないか。
そう考えて下位足の1分足に切り替えました。
下位足の確認〜エントリーまで

1分足ではトレンドラインに沿って上昇トレンドを形成しながら直近高値を一度ブレイクしました。
そのまま高値を更新していくのか。一旦高値で抑えられて反転するのか。さらにチャートを進めてみましょう。

直近高値で上昇が抑えられてダブルトップを形成し、トレンドラインとネックラインをブレイク。

さらに1分足上昇トレンドのもう一つ下の安値もブレイクしたので
いったん勢いの強かった上昇トレンドが転換する反転のサイン
だと判断してショートエントリーを仕掛けました。

損切りの位置はダブルトップの頂点。利益確定の位置は損切りと同じ幅で設定しました
指値/逆指値のOCO注文を入れて、この後の動きを見てみます
エントリー後〜損切りまで

エントリー後、順調に利益方向に伸び、もう少しで利確目標に到達しそうなところまで下落しました。
しかし、その数分後…

勢いよく反転し、ものの数分で一気に10pips以上逆行。
損切りラインに到達し、5.5pipsの損失となってしまいました。
正直、急な値動きすぎてこの時は何が起こったのか自分でもよくわかりませんでした。
しかし、大きな見落としをしていたことに気が付きます。

そう、この反転が起こったのはちょうど9時。
東京市場オープンの時間帯だったのです。
時間足の切り替わり、特にマーケットオープンの時間帯は予想外の値動きになりやすいので注意しないといけないとわかっていたはずなのに、この時は完全に忘れてしまっていました。
負けトレードの原因分析
負けトレードの原因分析①時間を意識していなかった

先ほども見ていただいたように、時間を意識せずマーケットオープンのタイミングでポジションを持ってしまっていたことが今回負けてしまった大きな原因です。
マーケットオープン、仲値やロンドンフィックス、その他時間足の切り替わりなど、節目の時間帯は大きな値動きになりやすく、大きく利益をとれることもありますがもちろん大きな損失を出す可能性もグッと高まります。

今回も、ちゃんと時間帯を意識してトレードできていたら、利益が乗ったタイミングでいったん決済して利確しておくこともできたはず。
これは自分の未熟さが招いてしまった、負けるべくして負けたトレードだと言えるでしょう。
負けトレードの原因分析②高値更新の可能性を考えていなかった
もう一つ原因として考えられるのは
上昇の勢いは止まっていなくて、高値更新することを考えられていなかったことだと思います

上位足は上昇トレンドで、連続した陽線で勢いよく上昇中。
1分足に切り替えた後も、直近高値を3回超えていました。
この時点で、
反転のサインがでてもダマシとなってさらに上昇していくかもしれない。
と考えてここでのエントリーは見送るという判断もできたはず。
ダブルトップ、ラインブレイクなどローソク足の形だけを見てトレードしてしまったのもよくないポイントでした。
今回の負けトレードはどうすれば防げたか?
では、今回のようなチャートで、どう判断すれば、エントリーを見送り負けトレードを防ぐことができたでしょうか?
節目の時間帯でのエントリーはしない

今回、節目の時間変わりのタイミングを意識できておらず、市場オープンの大きな値動きで損切りになってしまいました。
・節目の時間帯の前にはアラートをかけておく
・チャート上に目印をつけておく
などの対策をして、今後はこのような失敗を繰り返さないようにしたいと思います
逆張りでエントリーする際はトレンドの勢いに注意する
今回のトレードは、上位足・下位足ともに上昇トレンドに対して逆張りする形のエントリー。
しかも、上位足の上昇の勢いも強く、高値も3回超えて、下落よりも上昇する余地の方があると考えられる状況でした。
その中でチャートパターンだけを見てエントリーするというのは安易だったと思います。
たとえプライスアクションが出たとしても、
それまでの値動きはどうだったか?
トレンドの勢いはどうなのか?
をよく確認して、エントリーを見送る判断もできるとよかったです。
負けトレードの反省点まとめ
最後に、ここまでの振り返りを通して、今回の負けトレードの反省点をまとめたいと思います。
今回のトレードでは以下の点に注意するべきでした。
1.市場オープンの節目の時間を意識できていなかった
2.上位足やチャートの勢いを見ていなかった
今後はより時間軸を意識しながら、
チャートの形だけで判断せずに、勢いの強さや相場の雰囲気も感じ取りながらトレードするように心がけたいと思います
終わりに
はい、いかがでしたでしょうか?
私の負けトレードが、少しでも見てくださっているあなたの参考になれば幸いです。
このトレードの一連の流れは、YouTubeの動画として以下に貼って投稿していますので、ぜひそちらもご覧ください。
ご意見・ご感想、アドバイスなどもぜひいただければと思いますので、ブログ・ YouTube・Xへのコメントもお気軽にお願いします!
それでは!