実際の負けトレードを振り返ります
どうも、トラです!
今回は「負けトレードリアル解説」というテーマで、僕がリアル相場でエントリーして負けてしまったトレードを、実際のチャートとともに振り返ります。
FXにおいて、損失をどれだけ小さく抑え、利益をどれだけ伸ばすかのバランスは非常に難しいですよね。
「このトレード、利確と損切りの位置はどこに設定すればいいのか…」
「良い感じに利益が乗っていたのに、欲張りすぎて結局損切りになっちゃった…」
誰もが経験したことのある、永遠の課題ではないでしょうか?
今回紹介するのはそんな「利確と損切りのバランス」で大きな反省が見つかった負けトレードです。
僕と同じようなパターンの負けを防ぐためにも、ぜひ最後まで見ていってください。
動画版での解説は以下からご覧いただけます↓
負けトレードの概要
今回振り返るのは
9月1日、12:20のユーロドルのトレードです。
上位足・下位足のエントリー根拠など、今回のトレードの概要は以下の通り。

それでは、実際のチャートを見ながら振り返っていきましょう。
負けトレードの流れと振り返り
上位足の環境認識

上位足としてみている15分足が上昇トレンドの状態で、上昇チャネルライン上限まで勢いよく近づいてきました。
この付近で反転のサインが出れば、いったんチャネルラインに沿って上昇が落ち着き、調整の下落に入るのではないかと考えました
チャネルライン上限付近で上ヒゲをつけた十字線のローソク足が形成されたので、
ここで反転のプライスアクションがあれば下落に入るタイミングでショートで取れる
そう考えて1分足に切り替えました。
下位足の確認〜エントリーまで

1分足ではトレンドラインに沿って上昇トレンドを形成しながらチャネル上限付近に近づいています。

その後、ダブルトップを形成し、トレンドラインとネックラインをブレイク。

「チャネル上限で調整の下落に転じる反転サインだ」
と判断してショートエントリーを仕掛けました

ラインブレイクしたローソク足の終値を基準に、損切りの位置はエントリー根拠となるダブルトップの上限、利益確定は損切り幅と同じ位置に設定しました。
指値/逆指値のOCO注文を入れて、この後の動きを見てみます
エントリー後〜損切りまで

良い感じに利益方向に伸びてくれたものの、跳ね返されてまた建値まで戻ってきてしまいました。
さらにチャートを進めます。

先ほどと同じくらいまで利益が伸びたものの、200EMAに跳ね返される形でもう一度反発してしまい…

その後は逆行の勢いが強まってしまい、損切りラインに到達。
5.8ピップスの損失となってしまいました。
負けトレードの原因分析
負けトレードの原因分析①利益を伸ばそうとしすぎた

一度跳ね返されて、再度利益が伸びてきた時のチャートを見てみると、すぐ下に200EMAが近づいてきていることがわかります。
200EMAで反発するかもしれないから、ここで利確しておこう
目標の半分以上利益が乗っている段階でこの判断ができていれば、確実に利益を残すことができていたのに、
目標位置まで利益を伸ばし切りたいという欲を出してしまったことで、利益を残すどころか結局損失に変えてしまうもったいないトレードとなってしまいました。
負けトレードの原因分析②利確/損切り位置の設定
利確損切りの基準点をどこにするか?によっても、トレードの勝敗は大きく左右されます。

損切りまでの位置が遠くなるほど、もちろんそれだけ勝てる可能性は下がってしまいます。
今回はラインブレイクしたローソク足の実体終値を基準に、損切り位置→利確位置を決めましたが、損切りのトレードとなってしまいました。

もし、これがダブルトップが成立したブレイクポイントを基準にしていたとすると…

一度目の利益が伸びた段階でしっかりと利確目標まで到達していたことになります。
エントリー後はどこを基準に利確と損切りを設定するのか?
どれだけの利益を狙いに行くのか?
これを明確にできていなかったことも、このトレードが負けに終わった原因の1つだと思います。
今回の負けトレードはどうすれば防げたか?
では、今回のようなチャートで、どう判断すれば、エントリーを見送り負けトレードを防ぐことができたでしょうか?
チャートの状況を見て柔軟に決済する

今回、1分足の200EMAで綺麗に反発して勢いよく逆行し、損切りになってしまいました。
自分はエントリーして、利確と損切りの決済注文を入れた後はなるべくチャートを見ないようにしていますが、今回のような失敗を防ぐには、トレード中もチャートに目を向けた上で、
「EMAの位置はどこにあるのか?」
「このまま利確目標まで伸びそうか?」
をよく考えて、必要に応じて柔軟に決済することも必要だと思いました。
利確/損切り位置の設定基準を明確にする
原因分析でも考えたように、利確/損切り位置の設定の基準点をラインブレイクのポイントに設定していれば、今回のトレードは利確で終えることができていましたが、
より利益の値幅を狙える位置を基準にしたことで結局損切りになってしまいました
まずは基準を明確にすること。その上で
「利益を無理に伸ばそうとしすぎていないか」
をよく考えることが大事になると感じました。
利益が伸びてきたら逆指値を建値に変更する
今回、利益方向に伸びていたのに反発した場面が2回ありました。
この時点で逆行・損切りの可能性を考えて、逆指値の決済位置をエントリーポイントに移しておけば、利益は得られないまでも損失を出すことはありませんでした。
「増やすこと」よりも「減らさないこと」をもっと優先的に考えて、トレードの選択をすることの重要性を痛感しました
負けトレードの反省点まとめ
最後に、ここまでの振り返りを通して、今回の負けトレードの反省点をまとめたいと思います。
今回のトレードでは以下の点に注意するべきでした。
1.チャートやEMAの状況を見ずに利益を伸ばそうと欲張ってしまった
2.利確/損切り位置の設定を見誤ってしまった
3.逆行する可能性や損切りにならない対策を考えられていなかった
今後はトレード中もチャートの状況を適宜確認しながら最善の対応をする柔軟さも身につけていきたいと思います
終わりに
はい、いかがでしたでしょうか?
私の負けトレードが、少しでも見てくださっているあなたの参考になれば幸いです。
このトレードの一連の流れは、YouTubeの動画として以下に貼って投稿していますので、ぜひそちらもご覧ください。
ご意見・ご感想、アドバイスなどもぜ得日いただければと思いますので、ブログ・ YouTube・Xへのコメントもお気軽にお願いします!
それでは!