実際の負けトレードを振り返ります
どうも、トラです!
今回は「負けトレードリアル解説」というテーマで、僕がリアル相場でエントリーして負けてしまったトレードを、実際のチャートとともに振り返ります。
「抵抗帯での反転サインに飛びついたけど、結局ダマシで損切り…」
FXをやっている人なら一度は経験あるパターンじゃないでしょうか?
僕自身の失敗を通じて、同じような場面での無駄な負けを防ぐ参考になれば嬉しいです。
僕と同じようなパターンの負けを防ぐためにも、ぜひ最後まで見ていってください。
今回の負けトレードの概要
今回振り返るのは
8月18日、20:50のドル円のトレードです。
上位足・下位足のエントリー根拠など、今回のトレードの概要は以下の通り。

それでは、実際のチャートを見ながら振り返っていきましょう。
負けトレードの流れと振り返り
上位足の環境認識

上位足としてみている15分足が下降トレンドの状態で、フィボナッチリトレースメント60%付近まで戻してきていて、何度も同じレートで跳ね返されている強い抵抗帯がありました。
この付近で反転のサインが出て上位足の下降トレンドに戻る動きが出れば売りでついていきたいと考えていました。

抵抗帯までまた上昇してきたので、
「ここで反転して下降トレンド再開すればショートで取れる」
そう考えて1分足に切り替えました。
調整の上昇トレンドの転換、順張り方向への戻り売りを狙います。
下位足の確認〜エントリーまで

1分足では上昇トレンドを形成しながら抵抗帯に到達し…

トレンドラインとネックラインをブレイク。
「抵抗帯を背にしたトリプルトップ が出たので反転サインだ」と判断してショートエントリーを仕掛けました
エントリー後〜損切りまで

損切りの位置は抵抗帯の位置、利益確定は損切り幅と同じ位置に設定しました。
しかし…

このブレイクは見事にダマシとなって急反転。
ものの数分で5.3pipsの損切りとなってしまいました。
負けトレードの原因分析
負けトレードの原因分析①トレンド形成にかかった時間の短さ
今回私が反転を狙った調整の上昇トレンドをみてみると、
調整上昇はの安値からトップをつけるまで約30分でした。
個人的な捉え方にはなりますが、これはトレンドが転換するには比較的短かったと考えます。

まだまだ上昇するパワーが残っていて、反転のサインが出てもダマシになる可能性が高い。
ここでは慎重になって見送る選択肢を取れればよかったです。
負けトレードの原因分析②トリプルトップの形状
トリプルトップの形を見てみると左の山2つに比べて、
右側の山がわずかながら最も高くなっています。

これは「まだ買い圧力が強い」サインで、さらに上昇していく可能性があると考えることができます。
もし右肩が低ければ「買い勢力が弱まった」と判断できてエントリーの根拠にもなりますが、
今回はむしろ逆。
注意して見送りの選択肢を考える必要もあったのではないかと思います。
今回の負けトレードはどうすれば防げたか?
では、今回のようなチャートで、どう判断すれば、エントリーを見送り負けトレードを防ぐことができたでしょうか?
トレンド転換のサインは時間をかけてトレンドを形成してからにする
今回は約30分という比較的短いトレンド形成に対してトレンド転換の判断をしてしまい、見事にダマシにあって負けてしまいました。
私が、トレンド転換を狙った押し目買い・戻り売りのトレードをする際は、
調整のトレンド形成に最低でも45分、1時間以上かけて形成されたトレンド転換では勝率が高いので、短いトレンド形成の転換サインには手を出さず、じっくりもう一段上までトレンドを作るのを待つべきでした。
チャートパターンの形をよく観察する
単に3つの山を作ってラインをブレイクしたから
「トリプルトップでトレンド転換」と安易に判断するのではなく、
山の形はどうなっているのか?
高値は切り上がっているのか?切り下がっているのか?
までよく観察していれば、焦ってエントリーすることも防げたと思います。
エントリーする際のフィルターをもう一つ強くする
今回は
「トレンドラインのブレイク」
「ダブルトップのネックラインのブレイク」
という2つの根拠でエントリーしましたが、今回のような、まだ上昇余地があるとも考えられるパターンでは、もう一段下の節目となる押し安値(黄色線)をさらにブレイクしたのを確認してから
「トレンド転換した」と判断してエントリーするようにしていれば、今回の負けはなかったのかと思います。

負けトレードの反省点まとめ
最後に、ここまでの振り返りを通して、今回の負けトレードの反省点をまとめたいと思います。
今回のトレードでは以下の点に注意するべきでした。
1.短時間で形成された調整トレンドを狙ってしまった
2.チャートパターンの形をよく見ずに焦ってエントリーしてしまった
3.エントリー根拠が弱い際は判断のフィルターを強めておくべきだった
今後は同じパターンを見た時、焦らず「待つ」「見送る」判断も柔軟に取れるようになりたいと思います。
終わりに
はい、いかがでしたでしょうか?
今回は「短時間トレンドのダマシにやられた負けトレード」について振り返りました。
私の負けトレードが、少しでも見てくださっているあなたの参考になれば幸いです。
このトレードの一連の流れは、YouTubeの動画として以下に貼って投稿していますので、ぜひそちらもご覧ください。
ご意見・ご感想、アドバイスなどもぜ得日いただければと思いますので、ブログ・ YouTube・Xへのコメントもお気軽にお願いします!
それでは!